2026-06 · Designer & Developer
コーポレートサイト
Astro 5 + React 19 + Tailwind + shadcn/ui で flarely.co.jp を構築。WebGL grain-gradient シェーダ、GSAP pin の横スクロールサービス展開、3 ページ構成 (Top / Privacy / Terms) で「相談ハードルを下げる」設計に振り切った。
ゴールは「相談ハードルを下げること」
Flarely は神奈川・東京の中小事業者と並走するスタジオ。**「サービスがふわっとしていても大丈夫」**と言える状態の窓口を作るのが、サイト最大のミッションだった。
そこから逆算して切ったのが、
- ページ数は最小に。Top / Privacy / Terms の 3 ページ構成
/contactは独立ページにせず、Top 内の#contactアンカーに集約- メインコピーは 「事業という火種に、灯りをつける。」
- サブは「デザイン / 開発 / AI のスペシャリストが、事業を成長させるために伴走します。」
/contact を独立ページにしてしまうと、それだけで「正式な問い合わせ」感が出てしまう。スクロールしきった先にフォームがあるくらいの距離感を狙った。
技術構成
| レイヤー | 採用 |
|---|---|
| Framework | Astro 5 |
| UI | React 19 + Tailwind v3 + shadcn/ui |
| Animation | GSAP (ScrollTrigger pin) |
| Visual | @paper-design/shaders で WebGL grain-gradient |
| Form | shadcn (input / textarea / label / select) + Radix |
| Package | pnpm |
shader は最初 paper-design/shaders の MeshGradient + feTurbulence film grain で重ねていたが、FV のコピーをじゃまするのでパラメータを詰めた。最終的に speed: 0.7、mix-blend-overlay、opacity 0.22 で**「火種が動き続けている」気配**だけ残す形に落ちた。
サービス横スクロール
サービス 6 種類は、デスクトップでは GSAP の pin + ScrollTrigger で横方向にスライドする。最後のカードの右端が wrap の右端に揃うように、offsetLeft + paddingLeft ベースで距離を計算している。

スマートフォンでは縦並びの 1 カラムに切り替え。同じ情報量を、視点の動かし方だけ変える。


ヘッダーの一貫性
下層ページ(Privacy / Terms)のヘッダーを、Top の FV ヘッダーと 配置・サイズ・色まで完全一致させた。sticky / border-b / backdrop-blur も意図的に撤廃して、透明な軽量レイヤーとして振る舞わせる。
- 絶対配置
left-0 top-0/right-4 sm:right-6 lg:right-10 - 高さ
h-[58px] sm:h-[100px] - wordmark
h-[32px] sm:h-[54px] - CTA は graphite 背景 / 白文字に反転(下層側のみ)
「ページが切り替わっている」感覚を最小化したくて、ヘッダーが揺らがないことが最優先になった。
試して落としたもの
- 追従ヘッダー(fixed wordmark + nav): 後続セクションと衝突するため断念して FV 内蔵に戻し
- 5 ページマルチ構成 (Top / Services / Works / Company / Contact): 情報密度が分散してしまい、3 ページに統合
- 「つくるから、回すまで。」というメインコピー: 響くがやや業界寄り → 「事業という火種に、灯りをつける。」に差し替え
シンプルにするための減らし方は、増やしてみて初めて精度が出る。
学び
「問い合わせのハードルを下げる」という単一ゴールに対して、ページ構成・コピー・ヘッダー・シェーダの動き・フォーム単体の幅まで、全部の意思決定がぶら下がる構造で進められたのは大きい。ブランドステートメントが先にあると、サイトの判断スピードが体感 2 倍速になる。