2026-06 · Brand Designer
ロゴ & ブランドシステム
ロゴ 50 案 → 10 × 3 点 → 2 方向性比較 → 計 138 枚を 1 日で生成し、Sleek (slim-elongated-flame) を確定。カラー・タイポ・名刺までを一貫した brand.md に集約した。
138 枚を 1 日で
ロゴ探索は gpt-image-2 を 8 並列 × 7 バッチ で一気に走らせた。
- Step 1: Wordmark / Monogram / Combo / Symbol / Badge / Experimental の 6 カテゴリで 50 案
- Step 2: 上位 10 案を各 3 点ずつ展開(30 案)
- Step 3: 残った 2 方向性(折り紙系 / Sleek 系)でそれぞれブランドシステムを 15 アイコンずつ展開
- Step 4: 対比ページとして展開比較
合計 138 枚。所要約 20 分、失敗ゼロ。教訓は 「並列 8 だとトークンリフレッシュが衝突するので、安定運用は並列 4」。物量で迷いを潰すスタイルは Project 500 系のリサーチでも何度か効いている。
生成した 50 案は HTML の比較ビューアに流し込み、カテゴリフィルタ・お気に入り・ライトボックス拡大で 1 ヶ所から判断できる状態にした。1 枚 1 枚を Finder で開いていたら、この物量はそもそも捌けない。

なぜ Sleek を選んだか
折り紙系(origami / paper craft)と Sleek 系(slim-elongated-flame)の 2 つを最後まで残した。AI × 受託というターゲット(テック・SaaS・士業を含む)を踏まえて、折り紙は柔らかすぎると判断して棄却。Sleek を採用した。
判断のために、両方向性を 15 アイコンずつのブランドシステム展開まで進めて、Web ヒーロー・ドキュメント・名刺・マーチを並べた対比ページで見比べた。**「ロゴ単品で選ぶ」のではなく「展開後の世界観で選ぶ」**プロセス。

ブランドシステムの 15 アイコン展開はこんな粒度で全角度を確認した。

ブランドコアはこの 3 つに収束した。
- 細身の縦長い炎 — “Flare” のメタファをそのまま形に
- graphite #1F1F1F + warm orange #FF6A2D — テキスト/シンボル本体 vs 炎・CTA
- clean geometric sans — Futura を主役に、Web では Geist でフォールバック
ベンチマークは Linear / Vercel / Stripe。AI 時代に意図的に小さく回すスタジオが、最初の接点で「ちゃんとしてる」と伝わるラインを狙った。
ロゴ 4 タイプ × 3 バリエ
| タイプ | 用途 |
|---|---|
| mark | ファビコン・SNS アバター・アイコン |
| wordmark | プレゼン表紙・主役ビジュアル |
| combo | Web ヘッダー・メール署名・フッター |
| stacked | 名刺・ポスター・アプリ起動画面 |
各タイプを color / reversed / mono の 3 バリエで展開し、PNG(ラスタ)と SVG(ベクタ)両方を同梱。brand.md に使い分け早見表をまとめて、社内で迷ったら 1 ファイル見れば解決する状態にした。


ブランドシステムをモック化
ロゴが決まっても、運用シーンが見えなければ判断は完了しない。Web・ドキュメント・名刺・マーチをそれぞれモックアップして、ブランドが空間にハマるかを目視で確認した。


ステッカー類まで先に見ておくと、「事業として動き始めた時の空気」がデザイン段階で予感できる。これがあるかないかで、社外への展開速度がだいぶ変わる。

名刺 10 案 → 暫定採用
名刺は表 / 裏のペアで 10 案を生成し、05_graphite_dark_tech を叩き台として採用。表はグラファイト黒 + combo ロゴ(炎オレンジ + 白文字)、裏は白 + オレンジ縦帯 + タグライン縦書きの構成。


判断は他の 9 案と並べた比較ビューアで行った。実物大プレビュー + 表裏ペアで並べると、トーンの差が一目で分かる。

学び
ロゴは「数」で選ぶより「比較対象の質」で選ぶ。50 案あっても、最後に残るのは 2 系統だけ。重要なのは、どの軸で 2 系統を作るかを設計段階で決めておくこと。今回は「マテリアル感(折り紙)vs ジオメトリック(Sleek)」という軸を最初に切ったから、最終判断が「ターゲット適合度」という 1 次元に絞れた。