2026-06 · Brand Designer
ブランドネーミング & ストーリー
Flare → Flarely への切り替え。"-ly" を「お客さま自身が Flare する状態」を作る黒子の宣言として読み解き、タグライン「ちいさく、はやく、あたたかく。」と表記ルールまで確定した。
火種か、着火か
最初は「Flare(閃光・炎の広がり)」単体で進める想定だった。Cloudflare との連想で技術系の匂いも出るし、語感も悪くない。ただドメイン取得が厳しく、検索流入も Cloudflare と取り合いになる。そこで副詞化の “-ly” を重ねた Flarely に切り替え、ドメイン・SNS ハンドル・商標の空きを取りに行った。
Calendly / Speakly / Memorisely / Bitly のような造語スタイルにそろえることで、独自の意味づけを乗せられるようになる。ここから「何を言う名前にするか」を 3 案に整理した。
3 つのストーリー案
候補は「動作・スタイル軸」「クライアント主役軸」「トーン・人格軸」の 3 つに整理した。
- 案 A — Flarely = Flare のように動く: 受託スタジオの仕事のスタイルそのものを名前にする。閃光のように素早く、大胆に、遠くまで届かせる
- 案 B — Flarely = お客さま自身が Flare する ★採用: 主役はクライアント。「火種」は事業者がすでに持っている。私たちはそこに着火して広げる黒子
- 案 C — Flarely = 軽やかに、しなやかに灯す: Lightly / Brightly / Kindly の “-ly” を束ねた読み解き。神奈川・東京の小規模事業者に寄せた人格表現
採用したのは 案 B。私自身がデザイナーとしてずっと持ってきた「クライアントの内なる正解を可視化する」スタンスと、事業の本質がそのまま重なるからだ。営業の最初の一言から、サイトのコピーまで、同じストーリーで一気通貫させたい。
Flarely — so your business flares.
タグラインと表記ルール
ブランドの世界観を一文に縮めたタグラインは 「ちいさく、はやく、あたたかく。」 に確定した。「、」3 つと「。」1 つまで含めて正本扱い。Noto Sans JP の Regular〜Medium、色は Primary か Muted で打つ運用にしている。
表記ルールは文脈ごとに切り替える前提でロックした。
| 文脈 | 表記 |
|---|---|
| 法人格・文中・名刺・契約書 | Flarely(F 大文字) |
| ロゴ・ワードマーク | flarely(小文字) |
| ドメイン・GitHub・SNS | flarely(小文字) |
このルールがあるだけで、その後のロゴ展開・ドメイン取得・サイト実装での迷いがほぼなくなった。名前は決定の数を減らすための装置でもある、というのは今回かなり腹に落ちた学びだった。